与謝野氏が吠えた理由

冷静な与謝野氏が、なぜここまで語気荒く吠えたのか?

秘書になぜこんなことをしたのかと聞くのが普通だ。秘書はあなたを守るためにやったのだ。訳の分からないカネをドンドン持ってきて政治収支報告書に記載のしようがないから、献金者を適当にした。実はあなたの犯罪だ。私は最近やくざ映画を見るが、親分を守るために子分が出頭する。政治資金規正法では虚偽報告が一番重い。秘書に重い罪をかぶせている

言葉は一度口から出ると魂を得て世の中をさまようから言霊という。だから政治家は言っちゃあいけない。政治家失格だ。これからの発言もいつでも取り消せる。感情の高ぶりといういい加減なことを言ってはダメだ。一度言ったらダメだ。あなたは政治的な信念に断固たる信念持って発言しているのか

 あなたに首相の資格はない。脱税、政治資金規正法違反。民間の人なら、十何億円も贈与を受けて知らなくてもすぐ告発されて逮捕、起訴だ。少なくとも1年以上、2年、3年は刑務所に行く。首相だけ特別扱いしていい訳ない。あなたは『鳩山原則』を作った。私が勝手にそう呼んでいる。秘書の責任は議員の責任だ。これは鳩山原則だ。なぜあなたには適用されないのか。

 政治資金の場合は会計責任者がいるが、税金の場合はそうではない。税金は建前は自己申告制になっている。自分の収入を自分で管理し、自主的に善意を持って申告すると。知らなかったということであなたの責任は軽減しない。十何億円に対して6億円(贈与税として払う)と。さかのぼって払うということは脱税だ。知っているかどうかは関係ない。
 重加算税も来る。平成に入ってから、こんなに多額の税金を脱税性した人はいない。まさに平成の脱税王だ。そんな人が首相の座に座っていることがおかしい。

申し訳ないがわれわれは選挙に負けた。世論調査は自民党が嫌だから民主党に入れたと。鳩山首相に期待というのは2%だ。あなたが代わっても他の人が担いでいく。隣に菅氏もいる。税を逃れると書いて脱税だ。そんなものを知らなかった。あなたが知っていたということは証明できないが、知らなかったというだけで首相失格だ。知っていて税金を納めなかったのも失格だ。こんな人に日本は任せられない。

与謝野氏の語る上記の言葉ひとつひとつは、まさしく理にかなった正論だ。
正直、今まで「ツッコミが甘い」、「野党慣れしていない」と揶揄されてきた自民党にあって、与謝野氏の歯に衣着せぬ首相糾弾は、鳩山首相の説明に納得できないものを感じていた国民、また、自民党の不甲斐なさを嘆いていた支持者や、民主党に不信感を抱く有権者に、もやもやを払拭してもらったような気を起させる。

与謝野氏な何故これほどまでに吠えたのか。
勿論、鳩山氏の不正そのものへの糾弾があるだろう。
また、見逃してはいけないであろう点がふたつあるように思う。
ひとつは、与謝野氏はテレビや報道を意識していたということ。 予想だが、この鳩山氏への激しい”口撃”は、国民・有権者に聞かせるために打った、良い意味での与謝野氏のベテランらしいパフォーマンスであることだ。
国民に声を届けるという目的において、これほど有効な手段はないだろう。
もうひとつは、同士 自民党議員への喝だろう。
「お前ら、このままでいいのか?」という、自民党議員への叱咤ともとれる。

問答を追う限り、鳩山氏の発言は、まったく答えになっておらず、柔道の判定なら、旗3本で与謝野氏の勝ちというところだ。
同じような問答が小沢氏に対しても展開されれば、国民の目も、もっと覚めるだろう。
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by yu_koku | 2010-02-13 00:01 | 政治