在日本大韓民国民団(民団)のホームページを覗くと、2月10日付けで、 「<地方参政権>一部全国紙の反対論を検証する」という投稿がある。
①憲法に照らして問題がある
②安保政策が歪む恐れがある
③選挙協力を引き出す党略ではないか
という点から、民団の立場と主張がこれでもかと並ぶ。
①と②は簡単に論破されてしまいそうな内容で、問題は③。
民主党が選挙対策のひとつとして、民団からの票とこの法案をバーターしたのではないかという件にもついてだ。
民団新聞では、
 民団は昨年の総選挙で史上初めて、日本の国政選挙に関与する苦渋の選択をした。民団内部には様々な政党支持者がいて、有力団員を中心に韓国との関係が密接だった自民党の支持層がもっとも厚い。付与実現についても、執権与党の協力が肝心として連携強化に努めてきた経緯がある。したがって、総選挙でも政党を問わず、自民党を含む付与賛成の候補を特定して支援する大原則を立てた。民主党候補に支援が向かったのは、それだけ付与に積極的な候補者が多かったからだ。

と、民団票の意図的な操作を否定する。
同じ民団新聞の、2004年6月の「広場」というコラムに、面白い記事を見つけたので、引用する。
<広場>地方参政権勝ち取ろう 魯漢圭(広島市)
 長い年月を費やして民団は、地方参政権運動を展開してきたが、いまだに実現していない。
 残念でならない。参政権は納税の義務を負うわれわれとしては、当然の権利だ。
 地方自治体の意見書採択率は47%で、人口比率からすると実に78%にのぼり、もし世論調査をするとしたら、人口比率程度の割合になるのではないかと推測される。このような状況のなかで、国会で立法化されない理由ははっきりしている。
 自民党が反対するからだ。
政権政党が自民党である限り、恐らくこの問題はクリアできないとみて、運動方針を転換する必要があるのではと思う。

 自民党を除く他の政党は賛成しており、公明党もこの問題で頑張っているが、自民党の強い反対に押し切られ、最近は影をひそめている。
 そこで、民主党に政権をとってもらい、民主党の政権下でこの問題を解決していただくのが早道だと思う。
 民主党のマニフェストにも永住外国人の地方参政権付与については賛成している。昨年11月の衆議院選挙で破れたものの、議席を増やし善戦している。
 民主党の政権獲得まであと一歩だ。来る7月11日の参議院選挙がある。地方参政権獲得運動の一環として、民主党を総力をあげて応援しようではないか。
 われわれ外国籍の者は、政治献金は公職選挙法に触れるが、投票をお願いすることは違法にはならない。
(2004.6.30 民団新聞)

赤松広隆氏が「参政権は民団への公約」と公言し、政権を条件に民団から組織的な選挙支援を受けたことを認めたことは事実として残り、かつ、上記のコラムの論調からみても、民団という組織が組織票を意図的に民主党に流したことは、限りなく現実に近い。
民団の悲願であるからだ。
つまり、「民主党候補に支援が向かったのは、それだけ付与に積極的な候補者が多かったからだ。」という論調は偽装と見てよい。、

この最高裁判決に加わった園部逸夫元最高裁判事は、自らの論文にて、
「第二(傍論部分)を重視したりするのは、主観的な批評に過ぎず、判例の評価という点では、法の世界から離れた俗論である」

と語る。
これに反論の余地はあろうか?

特定の団体のために、日本国憲法を捻じ曲げることは、断じて許されるものではない。
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# by yu_koku | 2010-02-15 13:01 | 政治
2月12日の鳩山ぶらさがりにて。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100212/plc1002122117018-n1.htm
「どうも、私も、あまり、どのようにして、公邸を改修したかというところを理解していなかった節がありますが、やはり一番大事なことは、毎年、公邸の主が代わるのではなくて、そうすると、毎年、改修しなきゃなりませんから、極力そういう意味でも、毎年のように総理が代わること自体を変えることが経費を節減する道だなと考えます」 

言葉尻をとらえるわけではないが、我々日本国民は、日本のためのよい政治を望む。
鳩山総理は「毎年のように総理が代わること自体を変えることが経費を節減する道だなと考えます」と仰るが、日本にとっての良い政治が実現するのであれば、そのリーダーのために、筆者独りででも、公邸の改修費用を拠出する思いである。
思い違いはご遠慮願いたい。
短稿にて。
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# by yu_koku | 2010-02-14 00:14 | 政治
北沢防衛相が陸自幹部の処分を検討 「信頼してくれでは同盟は維持できない」発言で
 北沢俊美防衛相は12日午前の記者会見で、陸上自衛隊第44普通科連隊の隊長が「『信頼してくれ』という言葉だけで(日米同盟は)維持できない」と発言したことを受け、この陸自幹部の処分を含めて対応を検討していることを明らかにした。陸自に対し詳細な事実関係を調査し、報告するよう指示している。
 北沢氏は「(自衛隊の)最高指揮官の言葉を引き合いに出していることから、何らかの処置をするつもりだ」と指摘。さらに「意図がなくても、国家意思にかかわることを指揮官として公式にいうことに対する規律の問題など、シビリアンコントロールの観点から、きちっと整理する必要がある」と強調した。
 鳩山由紀夫首相が昨年11月、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、オバマ米大統領に「トラスト・ミー(わたしを信じて)」と述べたことが国内外で批判を受けた。陸自幹部は「首相の発言を引用したり、批判したわけではない」とコメントしているが、北沢氏は首相の発言が念頭にあったと断定した。

シビリアンコントロールとは何か?
シビリアンコントロール ~文民統制~ とは、文民代表である政治家、軍隊を統制するという意味であり、今の自衛隊は(自衛隊を軍隊と定義するのであれば)、最もシビリアンコントロールが効いている組織だ。
この陸上自衛隊第44普通科連隊隊長は、シビリアンコントロールを侵してはいない。
それを「首相の発言が念頭にあった」と深読みし、処罰を加えるトップは、明らかな過剰反応ではないかと考える。

田母神論文問題において、揃いも揃って田母神を袋叩きにした当時の政府とマスコミの反応は、記憶に新しい。
田母神氏に関し、「こんなゆがんだ考えの持ち主が、こともあろうに自衛隊組織のトップにいたとは。驚き、あきれ、そして心胆が寒くなる」という、今でもおぞまく、見るに堪えない社説を唱え、最大のバッシングを浴びせた朝日新聞を筆頭に、メディアはすべて右へ倣えの状態で、田母神氏を糾弾した。
自衛隊に関しても、ひたすら冷遇するのが、現下のマスコミである。

民主主義においては、言論の自由は担保されなければならないはずだ。
この事例は、シビリアンコントロールにあらず。
むしろ、同じ統制でも、言論統制の悪しき凡例になり、不当な言葉狩りを助長する。
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# by yu_koku | 2010-02-14 00:14 | 政治
冷静な与謝野氏が、なぜここまで語気荒く吠えたのか?

秘書になぜこんなことをしたのかと聞くのが普通だ。秘書はあなたを守るためにやったのだ。訳の分からないカネをドンドン持ってきて政治収支報告書に記載のしようがないから、献金者を適当にした。実はあなたの犯罪だ。私は最近やくざ映画を見るが、親分を守るために子分が出頭する。政治資金規正法では虚偽報告が一番重い。秘書に重い罪をかぶせている

言葉は一度口から出ると魂を得て世の中をさまようから言霊という。だから政治家は言っちゃあいけない。政治家失格だ。これからの発言もいつでも取り消せる。感情の高ぶりといういい加減なことを言ってはダメだ。一度言ったらダメだ。あなたは政治的な信念に断固たる信念持って発言しているのか

 あなたに首相の資格はない。脱税、政治資金規正法違反。民間の人なら、十何億円も贈与を受けて知らなくてもすぐ告発されて逮捕、起訴だ。少なくとも1年以上、2年、3年は刑務所に行く。首相だけ特別扱いしていい訳ない。あなたは『鳩山原則』を作った。私が勝手にそう呼んでいる。秘書の責任は議員の責任だ。これは鳩山原則だ。なぜあなたには適用されないのか。

 政治資金の場合は会計責任者がいるが、税金の場合はそうではない。税金は建前は自己申告制になっている。自分の収入を自分で管理し、自主的に善意を持って申告すると。知らなかったということであなたの責任は軽減しない。十何億円に対して6億円(贈与税として払う)と。さかのぼって払うということは脱税だ。知っているかどうかは関係ない。
 重加算税も来る。平成に入ってから、こんなに多額の税金を脱税性した人はいない。まさに平成の脱税王だ。そんな人が首相の座に座っていることがおかしい。

申し訳ないがわれわれは選挙に負けた。世論調査は自民党が嫌だから民主党に入れたと。鳩山首相に期待というのは2%だ。あなたが代わっても他の人が担いでいく。隣に菅氏もいる。税を逃れると書いて脱税だ。そんなものを知らなかった。あなたが知っていたということは証明できないが、知らなかったというだけで首相失格だ。知っていて税金を納めなかったのも失格だ。こんな人に日本は任せられない。

与謝野氏の語る上記の言葉ひとつひとつは、まさしく理にかなった正論だ。
正直、今まで「ツッコミが甘い」、「野党慣れしていない」と揶揄されてきた自民党にあって、与謝野氏の歯に衣着せぬ首相糾弾は、鳩山首相の説明に納得できないものを感じていた国民、また、自民党の不甲斐なさを嘆いていた支持者や、民主党に不信感を抱く有権者に、もやもやを払拭してもらったような気を起させる。

与謝野氏な何故これほどまでに吠えたのか。
勿論、鳩山氏の不正そのものへの糾弾があるだろう。
また、見逃してはいけないであろう点がふたつあるように思う。
ひとつは、与謝野氏はテレビや報道を意識していたということ。 予想だが、この鳩山氏への激しい”口撃”は、国民・有権者に聞かせるために打った、良い意味での与謝野氏のベテランらしいパフォーマンスであることだ。
国民に声を届けるという目的において、これほど有効な手段はないだろう。
もうひとつは、同士 自民党議員への喝だろう。
「お前ら、このままでいいのか?」という、自民党議員への叱咤ともとれる。

問答を追う限り、鳩山氏の発言は、まったく答えになっておらず、柔道の判定なら、旗3本で与謝野氏の勝ちというところだ。
同じような問答が小沢氏に対しても展開されれば、国民の目も、もっと覚めるだろう。
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# by yu_koku | 2010-02-13 00:01 | 政治
与謝野氏、激しく首相追及「平成の脱税王だ」 「子分にカネ配った」証言も 首相激高「全くの作り話だ」 衆院予算委(産経Web)
 「あなたは首相をやっている資格はない。平成の脱税王だ!。12日の衆院予算委員会で自民党の与謝野馨前財務相が質問に立ち、鳩山由紀夫首相の偽装献金事件について激しい言葉で追及し、退陣を迫った。

 与謝野氏は「元秘書はあなたを守るために献金を偽装した。あなたが訳の分からないカネをドンドン持ってきて記載のしようがないからだ。子分が罪をかぶって、やくざの親分を守ったようなものだ」と指摘した。首相は「脱税というが、全く知らなかったことだ」と反論したが、与謝野氏はさらなる“爆弾発言”を続行。首相の実弟である自民党の鳩山邦夫元総務相が「兄貴がしょっちゅう母のところに行き、子分に配るカネをもらっていた」とのエピソードを紹介した。

 すると首相は「まったくの作り話だ!」と激高。「母にたずねていただいても結構だ。子分を持つ発想自体がない。なぜそんな話が出てくるのは残念でならない」と語り、邦夫氏の「証言」を全否定した。

 与謝野氏は首相が民主党議員や秘書を介してカネを配っていたとも主張。知性派らしからぬ激しさに「冷静な与謝野氏の言葉とは思えない」(菅直人副総理・財務相)との声も漏れた。

時を同じくして、首相の弟である鳩山邦夫氏のコメントは、下記の通り。
「1年半か2年ほど前、母から『お兄さんは子分を養うためにお金が要るといっている』という電話を受けた」と述べた。
 そのうえで、邦夫氏は母から「あなたは子分がいないから要らないか」と尋ねられたといい、後に与謝野氏にそのやりとりを語ったという。(略)
鳩山邦夫元総務相が証言 「子分を養うためにお金が要る」 首相の資金提供問題で(産経Web)

鳩山兄弟は、政界の花田兄弟なのか?

邦夫氏のコメントは、現在のところ状況証拠以上のものにはならないだろうが、鳩山家のドメスティック子供手当てについて「断じて知らなかった」という発言の信憑性が揺らぐものになるだろう。
しかし、実に裕福で平和な家庭だ、

最後に、与謝野氏の名付けた「平成の脱税王」。
実にセンスあるアダナだ。
経済政策のみならず、命名に才能をお持ちだとは存じ上げなかった。
今年の流行語大賞にノミネートされるかもしれない。
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# by yu_koku | 2010-02-12 13:47 | 政治