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実りのない中国との歴史共同研究

【日中歴史研究】南京事件犠牲者数一致せず 戦後史は見送り 日中共同歴史研究報告書
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100131/plc1001311711007-n1.htm

 日中両国の有識者による歴史共同研究委員会は31日、双方の論文をまとめた報告書を公表した。日本側が「20万人を上限として、4万人、2万人などさまざまな推計がなされている」とした昭和12~13年(1937~38年)の「南京事件」の犠牲者数について、中国側は「30万人以上」と言及。近代を中心に双方の見解の相違が鮮明となった。平成元年(89年)に中国政府が民主化運動を武力弾圧した天安門事件が含まれる戦後史部分は、中国側の要求で公表が見送られるなど課題を残した。

 中国側は日中戦争について「日本軍国主義による全面的な侵略戦争」と断定し、「中国人民の抗日戦争における偉大な勝利」で終結したと総括した。

 ただ、日中戦争での中国側の死傷者数をめぐっては、国民政府軍312万人、中国共産党軍58万人超とした日本側に対し、中国側は「軍人・民衆の死傷者は3500万人以上」と数字に大きな差が出た。

(中略)

 昭和3年(28年)の「張作霖爆殺事件」、6年(31年)の「柳条湖事件」、12年(37年)の「盧溝橋事件」でも、すべての行為を日本の「侵略」意図と強調する中国側と、偶発的事件や旧日本軍の一部による行為などとする日本側で隔たりを残した。

 また、「古代・中近世史」では、日本が中国を中心とした国際秩序「冊封体制」に臣下として組み込まれていたとする中国側と、隋の時代以降、「朝貢はするが冊封は受けない」という関係にあったとする日本側の見解は分かれた。

この歴史共同研究に参加している委員の方におかれてはご苦労も多いと思うが、あえて言わせていただければ、中国と共同で、もしくは中国に対して歴史を論じたところで、何ら成果・進展はないと思われる。

Googleの一件でも、改めて全世界に醜態をさらした中国という国には、言論の自由などないわけで、語られる歴史認識や史観は、独裁政党である共産党の意に反するものにはならない。
つまり、出てくる答えは、多様性や客観性を持たないどころか、同国の最も得意とする「捏造」の塊となる筈だ。

自国や周辺国の民を弾圧し、天安門事件などの虐殺行為など、自国民に知られては困る史実は伏せ、都合の良い時に天皇陛下を政治利用する中国。
強欲なこの国は、こういう研究ですら、日本の譲歩を迫る可能性は否めない。

安易に妥協・譲歩するくらいなら、このプロジェクトからあっさり手を引いてほしいものだ。
by yu_koku | 2010-02-01 00:25 | 外交